アフィリエイトの情報を仕入れていると、このジャンルはまだいけるとか避けておきたいジャンルといったような違いについて語られることがあります。
この時、「避けておきたい」理由はどういったことがあるのでしょうか。
- 競合が強い?
- 稼げない?
- ニーズが少ない?
ここでは、Googleの品質評価ガイドラインに定められているYMYLの観点から、アフィリエイターが参入しない方が良いとされているジャンルとされている理由について書いてみようと思います。
もくじ
YMYLとは?
YMYL(Your Money Your Life)とは、Googleの検索品質評価者向けガイドラインの評価項目の一つで、金銭に関する情報や医療系情報、法的情報、ニュース時事問題など検索者の財産や生命に重大な影響を与えうる情報を指します。
https://developers.google.com/search/blog/2017/12/for-more-reliable-health-search?hl=ja
(上記は2017年12月に公表されたものですが、それから徐々にYMYLの対象範囲が広がっています。)
つまり、検索して得た情報が人々に大きな影響を及ぼす可能性が高いジャンルに関してはより厳しい基準が適用されることになります。
その結果、個人のブログがキャッシングや投資、医療系のキーワードで上位表示する可能性はほぼ皆無となっています。
そのため、こうしたジャンルの案件については、ずらしキーワードやロングテールでアクセスを得る可能性はあるものの、なかなか難しくなっているというのが現状です。
この状況において、一般のブロガーの参入者が減ってチャンスと見るか、あっさりと撤退するかは戦略の違いによって判断するのが良いでしょう。
YMYLジャンルでもやりようによってはアクセスを得ることは可能であり、むしろこうしたアップデートは好都合と捉えることも可能です。
どこまでがYMYLに該当するかは明言されていない
先ほども述べましたが、YMYLに関しては取り扱わないという戦略もありでしょうし、ずらしやロングテール狙いに徹するというのもありでしょう。
ただ、どのキーワードがYMYLに該当するかは明言されていないので不明である点には注意が必要です。
該当しないと思って攻めたキーワードが実は対象だったり、その逆もあるわけで。
できることとすれば、現時点で一般のブログでも上位表示されているかの確認と、自身のブログの評価を高めること。
仮説と検証の繰り返しによって最適な戦略が見つかっていくことでしょう。
YMYLは記事単位ではなくブログ単位で影響する可能性も
雑記ブログなどでは様々なトピックを扱うので時にはYMYLに該当するジャンルに関する記事も入ってくる可能性はあるでしょう。
その際、その記事だけが検索順位が上がらないだけなら良いとしても、ブログ単位に影響を及ぼす可能性も可能性として指摘されているので注意が必要です。
同一ブログ内でYMYLに該当する記事とそうでない記事があった場合、YMYLに該当する記事だけが検索順位が上がらないだけなら良いとしても、他の記事へも影響を及ぼす可能性が指摘されています。
その結果、ブログ全体の検索順位の低下や順位が不安定になるといった影響が出るので、MYMLジャンルを扱う際には慎重に判断したいところです。
基本的にはYMYLジャンルで個人ブログが公的なサイトや公的なサイトを上回る評価を受けることは難しいので、雑記ブログの場合は特に避けておくのが望ましいと言えるでしょう。